皇宮護衛官

皇宮護衛官とは

皇宮護衛官は、皇居を中心として皇族を護衛する任務がある警察の一つです。
国家公務員でもありますが、その任務が皇族に対しての護衛でもありますので、
犯罪者を捕まえたり、犯罪を予防したりといった一般の警察職務とは違うのが
その特徴であります。

日本は、憲法にも謳われているように、国家の象徴としての天皇制の国であります。
ただ、過去には右翼や左翼の衝突が見られたりして、非常に紛争の種にもなってきたのが
天皇制でもあり、そういったことから警護を厳重に行う必要性が生じています。

仕事の内容は、天皇皇后陛下や皇族各殿下等の警備、その住まいでもある皇居、
御所の警備に従事することが仕事の内容となります。勤務地が皇居を中心に各御用邸といった場所で、
東京、栃木、京都、静岡、長野、奈良というように各地に散らばっております。

皇宮護衛官になるには、皇宮警察本部に勤務することにもなるので、
その本部が主催する試験に合格することが必要です。
なお受験資格に年齢制限があり、17歳から30歳までとなっております。

試験内容と合格率

試験内容については、普通の国家公務員の試験と同じ様に、二次試験構成になっており、
第一次試験では教養試験(国語、社会、数学、理科、判断推理、数的推理、資料解釈)と
作文試験(文章による表現力、課題についての理解力)、
第二次試験では人物試験、身体検査、身体測定、体力検査が行われます。

平成20年度の合格率は4.4パーセントとなっており、非常に難易度が高い試験でもあります。
以前の区分は単一区分の公務員試験でありましたが、現在は大卒、高卒、武道有段者といったように
三つの区分で募集を行っています。

特に大卒程度の区分については、21歳から30歳までの年齢で受験することが可能です。
ユニークな試験制度では、武道有段者ですが、これは主に柔道と剣道の有段者であり、
柔道2段、剣道3段以上の者で全国柔道連盟や全国剣道連盟が主催した大会で
個人戦や団体戦に登録して参戦した人が受験することが可能でもあります。

試験日程と受験地

試験日程については、大卒程度が6月上旬に第一次試験が行われ、第二次試験は7月中旬に行われます。
その後、高卒程度の試験が行われ、9月下旬に第一次試験が10月下旬に第二次試験が行われます。
合格発表については大卒程度が8月下旬に、高卒程度が11月下旬です。

武道有段者については、別途皇宮警察本部の指定があるとのことです。
なお受験地は、第一次試験は札幌、仙台、東京、名古屋、京都、広島、高松、福岡、熊本、鹿児島、那覇です。
第二次試験は、札幌、仙台、東京、京都、広島、福岡、那覇となっています。

マスコミでも天皇を始めとする皇族の動向が報道されることも多くなっていますが、
必ず天皇に関する催し物では、皇宮護衛官の存在が映し出されることもあります。
陰の護衛を司る仕事でもあり、非常に地味な存在でもありますが、
任務は重大でもありますので、気が抜けない仕事でもあると言えます。

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