地方上級公務員

大学卒業程度の想定

地方上級公務員とは、都道府県庁や東京都特別区、政令指定都市などに勤務する公務員のことをさし、その中でもキャリアと呼ばれる人たちになります。
地域の活性化を図ることが仕事の中心ではありますが、中級や初級を総括する立場になってきます。
正確には、地方上級という言葉は存在せず、大学卒業程度という形になっている点に注意が必要です。

もともと、地方上級公務員という名称をつけてきたのは、資格学校や予備校と呼ばれるスクールです。
区別がしにくかったことから、地方上級という名称を付けたことになりますが、今ではある程度認知されているといっていいでしょう。

ただし、大学卒業程度としてはいますが、大学を卒業しなければいけないという事ではありません。
行政によっては、明確に学歴を定めていることもありますが、あくまでも目安として考えるべきです。
もちろん、採用の段階ではそれ相応の能力や知識があることが問われますので、簡単には採用されることはありません。


管理職としての能力を問われる

地方上級公務員は、キャリアとも呼ばれることになりますが、これは幹部候補という意味を持っているからです。
将来的に管理職であることを期待されている以上、専門的な仕事だけで履く、管理職としての実務能力も問われることになります。
こうしたことができなければ、上級公務員として働いていくことは不可能でしょう。

管理職としての能力を問われるという事は、判断力を問われるのと同意です。
細かな声をすくい上げ、その中から最善の策を決定することになるため、試行に柔軟性がなく一定の角度でしか判断できないような人ではむきません。
様々な提案もすることになりますので、折衝能力も含め柔軟な思考が大切です。

上級だからといって出世できるわけではない

中級や初級に比べて、管理職として採用されることが想定されている以上、ゼネラリストとしての勉強もしておかなければ採用には至らないでしょう。
国家公務員ほどグローバルな仕事にはなりませんが、たくさんの仕事に携わりながら、多くの能力と経験を身につけていかなければいけません。

地方自治体のトップの人間は、ほぼこの地方上級公務員で締められています。
それだけ多くの経験を積む機会があったということもありますが、実質上中級や初級では出世の道が閉ざされていると考えていいでしょう。

それだけ価値の高い試験であるともいえますが、たたき上げの人間が採用されることがないという閉鎖性も生んでしまいます。
そこで自治体によっては、中級や初級でも、経験や研修などを繰り返すことによって上級になることができる場合もあるのです。
逆に言えば、上級であっても能力が開花せず、努力を続けていけないのであれば、追い抜かれてしまうこともあるといえるでしょう。

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